特集記事を書かせていただいているベックスです。
先日の2018年9月20日〜23日に東京ゲームショー(TGS)が開催されました。
今年はe-sports系のイベントが多く、ストVもカプコンプロツアーのプレミア大会が行われましたね。
ときど選手が優勝となったプレミア大会はもちろん白熱したものでしたが、それと同じかそれ以上に我々を熱くさせてくれたのが、
の発表です!
そこで今回は今一度、
「ストリートファイターV アーケードエディション(通称シーズン3)」
についておさらいしていきましょう!!
アーケードエディションって結局何なの?アーケードには無いの?(シーズン2からの追加要素)
「ストリートファイター5 アーケードエディション」とは2018年1月の大型アップデートから呼ばれる名称で、通称「シーズン3」と呼ばれます。
ストリートファイターVは2016年リリースなので、3年目の2018年が「シーズン3」となっているんですね。
シーズン2からシーズン3の変更点をざっと挙げると、
- 新キャラクター6人の追加
- 全キャラクターに「Vトリガー2」の追加
- バトルバランスの調整
- チームバトル、アーケードモード、エクストラバトル、ギャラリーの追加
- Web連動コンテンツ「DOJO」の追加
- その他ユーザーインターフェースやデザインの変更
といったところです。簡単に紹介していきましょう!!
①新キャラクターの追加
新シリーズといえば新キャラクターの追加。
シーズン3では
「さくら」、「ブランカ」、「コーディー」、「サガット」
といった旧作品からの出演キャラクター4キャラと、
「ファルケ」、「G」
という完全新キャラクター2キャラの合計6キャラが追加されました。
②全キャラクターに「Vトリガー2」の追加
対戦環境における一番の変更点がこの「Vトリガー2」の追加です。
全てのキャラクターに今までと違う性能のVトリガーが搭載され、相手キャラクターによってどちらかを選択できるようになりました。
VトリガーはストVにおける最重要ポイントの1つなので、どちらを選ぶかで戦略が大きく変わります。
個人的なおすすめVトリガー2
・ラシード:「アーシファ」
単発系トリガーの「イウサール」と違い、足系必殺技が強化されるトリガー。これにより時間を使ってプレッシャーを掛けることが可能になりました。
・かりん:「神月流 天破の型」
ZERO3の頃にあった当身系必殺技が使用可能に。各種必殺技をキャンセルして出すことができるため、ガード時に確定反撃を受けてしまうような状況でも読み合いに持っていける「強引なプレッシャー」を手に入れました。
・ダルシム:「ヨガサンサーラ」
火球を発生させるVトリガー。一見シンプルだが火球に「ヨガフレイム」、「ヨガゲイル」を当てることにより火球を大きくさせ、移動させることが可能に。ダルシムらしい「空間制圧」がより柔軟に可能になります。
③バトルバランスの調整
Vトリガーの追加に加えて、全キャラクターにバトルバランスの調整が入りました。
詳細は後述しますが、従来の性能の変化に加えて新必殺技が追加されたキャラもおり、コンセプトは変わらないものの新鮮さが感じられるようになりました。
④チームバトル、アーケードモード、エクストラバトルの追加
対戦バランスの調整など「やり込んでいる」プレイヤー向けのポイントだけでなく、新規やライトプレイヤーがより楽しめるような「新しい遊び方」も増えました。
・チームバトル
これは新しい対戦形式としての試みですね。
ただプレイヤーを揃えて順番に対戦するだけではなく、
「勝ち抜き戦や星取り戦といった試合形式」
「各種ゲージの持ち越し」
など細かく選択できるようになっています。
最近では
「RAGE STREET FIGHTER V All-Star League powered by CAPCOM」
にて、このチームバトルを利用したリーグ戦が行われましたね。盤外での読み合いが生まれて楽しめた方も多いのではないでしょうか。
・アーケードモード
CPUを相手に勝ち進んでいく一人用モードの追加です。これによりシーズン3は「アーケードエディション」と呼ばれています。
このモードでは、ただCPUを相手にするのではなく、旧シリーズ(ストⅡやZEROなど)を追体験できるようになっています。
この辺りは先日ご紹介した
「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」
に通ずるような作りになっていますね。
・エクストラバトル
こちらは従来からある「チャレンジモード」内の新コンテンツです。
特殊な相手(メカザンギやエアーマンコスのラシードなど)を倒して、そのコスチュームやファイトマネーを獲得できるようになっています。
限定コスチュームは対戦でももちろん使うことができるので、こまめにチェックするのがオススメですよ!
⑤Web連動コンテンツ「DOJO」の追加
こちらは9月に追加された新コンテンツです。
ストV版「ギルド」と言えるもので、「自分で道場を作ったり」、「他の人の道場に入門する」ことができます。
道場のオリジナリティを出すために、
「道場ステージをカスタマイズできる」
という特色があります。カスタマイズに使うオブジェクトは順次配信で増えていくそうなので、コラボ系など面白いオブジェクトも増えていきそうですね。
⑥その他ユーザーインターフェースやデザインの変更
その他にもバトルラウンジでの機能性向上やトレーニングモードの機能追加などもされています。
また、マッチング時やラウンド開始時などデザインが大きく変わりました。
e-sportsを意識した作りになっていて、プロツアーの大会を見るときはもちろん自分自身がプレイするときにも盛り上がる演出となっています。
そのほかにも変更点は非常に多いので、詳細はこちらで確認してみてください。
シャドルー格闘家研究所 アップデート情報(カプコン公式サイト)
新キャラやVトリガーの追加、キャラ調整とか頭が追いつかないよ!(対戦環境について)
早速ですが、シーズン3における対戦バランスの調整リストはこちらになります。
ざっとスクロールすればわかりますが、キャラクター数の多さから全部を把握するのはとても大変です。
ここでは要点を抑えて「シーズン3の傾向」として大まかに捉えていきたいと思います。
先に纏めてしまうと、
- コンボが減りにくくなった!
- 前投げ後に攻め継続がしづらくなった!
- 弱攻撃が弱化されてリターンが取りづらくなった!
といったところです。サクッと解説していきます。
①コンボが減りにくくなった!
ストVの特色でもある「Vトリガー発動」や「クラッシュカウンター」を絡めたコンボが今までより1段階補正がかかることによりコンボダメージが減少しました。
これにより今まで倒しきれた状況でも生き残るようになり、全体的な「コンボ火力の低下」となっています。
これに適応するためには、
・必殺技強化系トリガーは発動コンボで使い切らずに起き攻めや立ち回りに持ち越す。
・無敵技ガード後の確定カウンター時は「Vゲージボーナス」か「ダメージ&スタン値」のどちらを優先するかを判断して、それぞれのレシピを用意する。
といった変化が必要ですね。
②前投げ後に攻め継続がしづらくなった!
全てのキャラクターではありませんが、前投げ後の状況に調整が入りました。
直後に再度の投げと打撃で二択を掛ける通称「柔道」はまず無くなったと思って間違い無いです。
一方で「持続フレームの増加」と「ダメージの増加(一部キャラ)」といった調整も入っています。
起き上がりに重ねるのが容易になり、実利が上がったのでトータルでの価値はそれほど変わらないのではないでしょうか。
今までより距離が離れたり、有利フレームが減ったりしているので、
「起き上がり最速行動を咎める打撃 or 打撃を警戒したガードに対しての踏み込み」
といった比較的マイルドな読み合いが増えたと思います。
③弱攻撃が弱化されてリターンが取りづらくなった!
こちらはまず全般的に判定が弱くなったことで、対空に使うことが難しくなりました。
今までは咄嗟の対空として機能し、さらに密着有利フレームから二択を掛けることができましたが、そのケースを減らしたかったのでしょう。
また、ヒット&ガードの際に若干ながら距離が離れるようになりました。
これにより投げへ連繋しづらくなったり、確反やカウンター限定コンボなどに影響が出ています。
対空は立ち回りの要なので、改めて対空材料を確認し、「落とす意識」が大事でしょう。
起き攻めも
「とりあえず弱攻撃を重ねる」
といったことではなく、投げの持続時間の増加と合わせて、
「しっかりとタイミングを図って中攻撃と投げの二択を掛ける」
というような変化が必要になります。
投げキャラはコマンド投げへの連繋を要チェックですね。
かなり端折っていますが、どのキャラクターにも影響がありそうなポイントはこんなところです。
これらの調整により
「一つのきっかけから一気に倒しきることが難しくなった」
「無敵割り込みの無いキャラや立ち回り重視のキャラは恩恵を受けている」
と言えるのではないでしょうか。
調整点は全てを把握しようとするのではなく、まずは、
「全体的な傾向+自キャラの変更点の把握」
くらいで良いと思います。残りは対戦をしていく中で少しずつ把握できると良いでしょう。
今からでも遅くない!アーケード版に備えて予習をしよう!(まとめ)
格ゲーは3年目ともなると、新規参入が少なくなって人口が減っていきます。
スト5も未だ多くプレイヤーは居ますが傾向としては減少傾向でしょう。
しかし冒頭にもありますが、
「ストリートファイターV アーケードエディション アーケード版開発決定」
この発表により、来シーズンは
所謂「アケ勢」と呼ばれるゲームセンターを主戦場にするプレイヤーが一気に増えます。ゲームセンターはもちろん、家庭用を購入する人もいるでしょう。
対戦ゲームは何より
「対戦相手がたくさん居る」
というのが大事ですから、このチャンスは貴重ですよね。
すでにシーズン3も終盤ですが、今だからこそ対戦をたくさんしてノウハウや熟練度を蓄えておくことで、来シーズンの調整に遅れを取らずに参加できるのでは無いでしょうか。
私自身元々「アケ勢」でしたから、これを機会にまたゲームセンターに足を運ぶことになりそうで今から楽しみです。
新情報に期待を寄せつつ「楽しいストVライフ」を過ごしていきましょう!!
今回の記事は以上になります。読んでいただきありがとうございました!!
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