「コンボ」
それは格闘ゲームの花形であり、醍醐味です。
こんにちわ。特集記事を担当させていただいているベックスです。
突然の書き出しでしたが、みなさん「コンボ」決めてますか?
花形でありながら、格闘ゲーム初心者が挫折しやすいポイントがこの「コンボ」を習得することではないでしょうか。
しかし、コンボが出来るようになると格闘ゲームが格段に「それらしく」なります。
華麗なコンボを見て「カッコいい!!」って感じて、格闘ゲームに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
今回は「コンボ」が少しでも簡単に感じられるようなお話をしていきましょう。
「コンボって要るの?強いボタン押してりゃ良いじゃん?」(コンボとは?)
まず結論として格ゲーにおいてコンボは、
「必要不可欠」
です。
早速具体例をあげます。
<リュウ同キャラ戦>
相手の波動拳を読んで前ジャンプで飛び込みます。
目論見通り相手は波動拳を打っていて、ダメージを奪うチャンス。
ここであなたはどのようにダメージを奪いますか?
もしコンボを知らなかったり、出来なかったりしたら
①ジャンプ強P~しゃがみ強K (ダメージ:171)
が関の山でしょう。
(これでも厳密にいえば2ヒット「コンボ」と呼べますが…)
それを
②ジャンプ強P~立ち中P~しゃがみ強P~EX上段足刀蹴り~強昇竜拳 (ダメージ:357)
に変えることが出来ればシルバー~ゴールドになれると思います。
要は、コンボを習得していることで、
「1回のチャンスでより多くのダメージを奪うことが出来る」
というのが非常に大切なんですね。
「コンボって難しくない?全然繋がらないんだけど…」(コンボの種類とコツ)
コンボが大切なのが分かったところで、出来るかどうかは別問題。
続いてはコンボが出来るようになるための
「仕組み」と「コツ」についてです。
技を繋ぐためには、
「目押し」
「キャンセル」
のどちらかが必要です。逆に言うとこの2つしかありません。
複雑そうに見えるコンボでも、大きく分類すればどちらかが連続で行われています。
上記のリュウのコンボを例にあげましょう。
・ジャンプ強P~立ち中P~しゃがみ強~EX上段足刀蹴り~強昇竜拳
これを分類すると、
・ジャンプ強P~立ち中P~(目押し)しゃがみ強P~(キャンセル)EX上段足刀蹴り~強昇竜拳
というようになります。
もう少し掘り下げます。
◯目押し
元はパチスロの用語ですが格ゲーでは、
「タイミングよくボタンを押して技を繋ぐこと」
を目押しと表現します。
→
→
立ち中Pがヒット しゃがみ強Pを目押し 「2Hit」と出れば成功!
◯キャンセル
続いて
「しゃがみ強P~EX上段足刀蹴り」
の部分の説明です。
しゃがみ強Pはヒット後の動作(硬直)が長く、EX足刀を目押ししても繋がりません。
(しゃがみ強Pヒット時:-7フレーム、EX足刀:発生16フレーム)
しかし、しゃがみ強Pがヒットすると同時にEX足刀のコマンドを完成させることで、しゃがみ強Pの動作を中断(キャンセル)して、すぐにEX足刀の動作に移ることで技が繋がる様になります。
→
→
しゃがみ強Pがヒット EX上段足刀蹴りでキャンセル 連続ヒット!
キャンセルをするためには、1つ目の技(しゃがみ強P)がキャンセル可能な技であることが必要です。
リュウのしゃがみ強Kは必殺技へのキャンセルはできません。
(例外的にVトリガー発動でのキャンセルは可能です。)
自分のキャラのキャンセル可能技は覚えておきましょう。
◯コンボを繋ぐコツ
コンボの仕組みが分かったところで、次は実際に習得していきましょう。
それぞれコツやミスするポイントがありますので、それを意識して掴んでいきましょう。
目押し
・リズムで覚える!
→通常技は弱<中<強と動作や仰け反りの時間が長くなります。
弱攻撃~の目押しはテンポが早く、中攻撃や強攻撃~はゆっくりです。
この辺りはどのキャラも似たようなものなので、練習して覚えましょう。
・ボタンを押しているけど技が出ない!=入力が速い。
ボタンを押しているけどガードされてしまう!=入力が遅い
→目押しは「タイミング」が全てです。その分入力はシンプルな事が多いので、体感を重要視しましょう。
キャンセル
・繋ぎをワンセットで考える!
→例えば
「しゃがみ中キック~波動拳」
はしゃがみ中キックが当たったのを確認してからコマンド入力をしても遅いです。しゃがみ中キックが当たった瞬間にコマンドを完成させましょう。
しゃがみ中キックの「↓入力」からそのままいっぺんに波動拳のコマンドを入力するイメージです。
・素早く入力してるけどキャンセルが出来ない!→コマンドがきちんと入力できていない。
コマンドは合っているけどキャンセルが出来ない!→コマンドの完成が遅い。
→目押しと違い、キャンセルは「丁寧さとスピード」の両立が大事です。
「初心者はコンボをいくつ覚えれば良い?」(まとめ)
コンボが手に馴染んだら、次は実践です。
トレーニングモードのダミーと違って、相手もいろいろな意図を持って動くので、いざチャンスが来ても慌ててしまい、失敗することが多いと思います。
特に大ダメージが取れるようなコンボは真っ先に狙いたいところですが、ガードされてしまうと大きなリスクを背負ってしまうものもあります。
→
そこで、いくつかコンボを覚える(手札を持つ)ことによって、使い道も一緒に覚えていきましょう。
初心者が実践に向けて必要なコンボは
①ガードされても反撃をされない(されにくい)コンボ
→リュウの中足~波動拳はガードされても基本的に反撃がありません。このコンボを軸に大きなチャンスを狙いましょう。
②ヒットorガード確認をして選択肢が変えられるコンボ
→リュウの「立ち中P~立ち中P~必殺技」は良い例です。
最初の立ち中P2回の時点で、
「ヒットしているかガードしているか」
を確認しましょう。(ヒット確認)
ヒット時:竜巻旋風脚や上段足刀蹴りへキャンセル
ガード時:立ち中P止めや波動拳へキャンセル
というように確認をしつつ次の行動を変えることでリスクを抑えつつリターンを取る両立が可能となります。
→
→
まずは立ち中P 1発目の状況を確認しつつ立ち中P 最後の必殺技だけ変更
→
→
状況確認の練習はトレーニングモードの「ランダムガード」を使って練習しましょう。
③相手をスタンさせた際の高火力コンボ(デスコン)
→初心者はもちろんのこと、そのレベルを卒業したシルバー〜ゴールド帯でも重要視してほしいポイントです。
まずはEXゲージの溜まり具合に応じて、それぞれで一番ダメージが大きいコンボを覚えましょう。
慣れてきたらVゲージの活用やラウンド状況に応じた変化が加えられると良いですね。
ひとまずはこんなところでいいと思います。
冒頭にも書きましたが、コンボは練習が必要な反面で出来るようになってくると、試合の展開が格段に「格闘ゲームらしく」なります。
一人で練習できるので取り組みやすく、上達がわかりやすいのがコンボ練習のいいところです。
トレーニングモード〜ラウンジ〜ランクマッチの流れで少しずつ上達していきましょう!
今回の記事は以上になります。読んでいただきありがとうございました!!
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